フロンターレサポーター目線のサッカースタジアムお出かけ帳。
今回は、柏レイソルのホームスタジアム 、三協フロンテア柏スタジアムの紹介をします。
三協フロンテア柏スタジアムについて
商標:
三協フロンテア柏スタジアム
正式名称:日立柏総合グラウンドサッカー場
収容人員:15,349
種別:サッカー専用
開場: 1985年
改修(直近):1995年
アクセスは、
JR常磐線・東武野田線 柏駅
東口・南口から、徒歩約20分(約1.5km)。
Wikipediaより
柏駅から降りて東口・南口へ進み、コンコースを渡ります。
コンコースでは、柏レイソルサポーターの有志の方が、「柏でよりみちアディショナルタイムズ」を配っていました。
噂に聞いており、楽しみにしていましたが、クオリティが高いです。
今日の予想フォーメーションからスタジアムまでの地図、周辺の飲食店などが掲載され、相当の情報量を詰め込んだ形。
驚いたのが、アウェイサポーターによるコラムがあるところ。
(この日は、夫婦でファンの粉ポさんが執筆者でしたので、喜びもひとしお)
既に発行を重ね、有名且つ信頼がある媒体だからこそ、できることですね。
表紙でスポンサーを募集していましたが、今は募金や手弁当で行われていると思うので、表紙にスポンサーまでつくと、一層の発展が見込まれます。
惜しみらくは、締め切りの関係で、予想フォーメーションは出場停止の選手が反映されていないことなど、最新情報ではないことですかね。
こうした試み、フロンターレも見習いたいものです。
続いて、商店街の中にあるレイソルロードという道を進みます。途中に信号ありながらも、サポーターがほぼぞろぞろと進むので、非常に分かりやすい道を進み、徒歩25分ほどで到着します。
日立台までの道は、レイソルの応援フラッグが商店街にあったり、少し細い道を進んだりが、新丸子駅から等々力競技場の道に似ていました。
なお、バスで行く方法もあるようですが(10~15分)せっかくのアウェイの街並みを感じる機会ですので、徒歩がおすすめ。
日立台は、公園の中にあります。公園と一体となっているスタジアムは多いですね。最初の分かれ道で、ビジターかそれ以外かで分かれます。
この日は、SS席だったため右折し、公園を抜け、進みますが、この日(台風直撃)日は、公園が水没し、なかなか大変な状態ですので、雨の日は長靴推奨です。
あの有名なサッカー漫画「ジャイアントキリング」のETUのスタジアムのモデルです。
SS席は、左の入り口から入っていきます。(雨の場合は、ここでポンチョなどに着替えます)
コンコースは、グルメ と グッズ販売が両サイドに並んでいます。
グルメは、美味しそうな食べ物がありましたが、この日は、風邪気味だったこともあり、食べられませんでした。
いよいよ、スタンドに出ます。ピッチとの距離感!噂には聞いていましたが、近い近い。
座席のスタンドが低いため、選手に近い目線で楽しめます。チャントの合間では、選手の声も聞こえてくるほど。
この近さから、サポーターも選手と一緒に戦っている一体感が生まれます。
ピッチとのこの距離感。
純粋にサッカーを観戦するという目線では、素晴らしいスタジアムですが、改善してほしい点もちらほらと。
・電光掲示板の追加
電光掲示板は一箇所のみ。ビジター席からは見えないので、もう一つ欲しい。
・屋根の設置
屋根が付いているのは、本当にメインスタンドの一部の一部。ほぼ全て屋根がありません。
ずぶ濡れの中の観戦、応援も「修行感」が強まっていい面があるのですが、やはり観戦環境としては過酷です。
レイソルサポーターの方も、雨だと足が遠のくのか、観戦日はチケット完売にもかかわらず、空席が目立ちました。
・SS席の取り扱い
ビジターサポーターはユニフォームを着ていいことになっていますが、帰る際、SS席から一番近い出口に行くと
「ビジター関連グッズは着用不可なので、脱ぐか、隠してください」とスタッフのお兄さんが申し訳なさそうに注意していました。
ホームとビジターサポーターの衝突を防ぐためだと思いますが、「そのエリアはビジター着用可だが帰りはしまって」という案内は、中々厳しいもので
この日はフロンターレカラーの水色ポンチョを着て応援し、そのまま帰るつもりだったのですが、一度脱いで、カバンの中に入れ通路を渡り、出口付近で
もう一度着るという不思議な行為をしなければなりませんでした。
でしたら、SS席はビジターユニの着用お断りします、との表示を出せばいいのにとも思うのですが、なかなかキャパシティの問題で難しいのでしょうか。
・ゴール裏のサポーターと選手の一触即発
選手同士が言い合いをする、というのはサッカーではよくあることですが、選手と相手チームのサポーターが言い合いをする、というのは必要ないのではないでしょうか。
この日は、フロンターレのディフェンスの選手がレイソルの選手と競り合いの中で、ファールではないものの激しいプレーをすると、レイソルのゴール裏のサポーターの何名かが移動し、
フロンターレの選手の目の前まで来て、ブーイング、文句を言っていました。(一部フロンターレも、反応してしまった選手がいました)
ゴール裏の最前列のさらに前に移動用のスペースがあるため、発生する行為ですが、こうしたブーイングは、
逆にフロンターレサポーターが相手選手とやりあうのも同じく、残念な気持ちがします。もちろん、コーナーキックの際のブーイングもありますが、このブーイングとは種類が違うように感じました。
サポーターと選手の
・再入場不可
再入場が不可のため、座席に荷物を置いて、スタジアム周辺を一周ぐるりと回って、スタジアムグルメなどを外でのんびりと食べるという醍醐味ができません。
なかなか手間もかかることですし、コストも増えるので、難しいのでしょうか。
スタジアム評価
それでは、フロンターレ目線での評価です。
5段階評価で、満点が5点になります。
座席:SS 席 前方
アクセス…4
柏駅もアクセスが良く、柏駅から徒歩25分は、許容範囲内。
見やすさ…4
傾斜がない分、反対側は何をやっているのか見えにくい部分があります。
臨場感…5
言うことなしです。
芝…2
皆さん懸命に水抜き作業をやっていただきましたが…等々力と比べてしまうとなかなか。
スタジアム快適度…2
屋根が無い、再入場不可など、なかなか辛いです。
アウェイ満喫度…5
前述した「柏でよりみちアディショナルタイムズ」の配布、試合後に新聞で号外を配っているところが非常に新鮮でした。
スポンサー感謝デーということで試合前にその儀があったのですが、レイソルサポーターの方々が、
大声で「いつもありがとうございま~す!!」と叫び、始球式の時も、「よっ!!」と掛け声をかけている光景に微笑んでしまいました。
(長崎サポーターの方が、ジャパネットの歌を歌う動画を見て、ほっこりしたのと同じ気分でした)
また、レイソルの応援は、トランペットを絡めた軽妙な歌チャントが多いため、ついつい口ずさみそうになりました。
スタジアムグルメ… -
今回食べられず
行ったついでの観光地… -
台風のため、どこにも行けませんでした。キッコーマン関係で醤油工場、ミュージアムがあると聞きました。
総合点…3.7点
番外
チケット入手の難しさ…最難関
入手難易度はナックファイブと同じく、最難関です。ロッピの前にスタンバイ必須、それでも取れない場合多々のようです。
まとめ
改善してほしい点は厳しいことも書いてしまいましたが、「サッカーを観る」という点においての魅力は、噂に違わず、トップクラスです。
であるがゆえに、少しずつ改善していってほしいですね。
柏レイソルのフロントはサポーターとの意見交換の議事録をオープンにしてくれています。
これは、他サポーターも大変勉強になり、更新されるたびに興味深く読んでいるのですが、
そこでは、レイソルサポーターの方が上記と似た意見を述べているのですが、フロントの方が、真摯に答えてくれています。
コストの面から出来ないことが多いと思うのですが、一つずつ前へ進んでいってほしいです。
次回は体調を整え、スタジアムグルメをたくさん食べて、柏レイソルの収益に貢献したいと思います!!
備考:
訪問日 : 2017年10月29日
天気 : 大雨
気温 : 20.3度(川崎フロンターレ ホームページ ゲーム記録より)
試合結果 : 柏レイソル 2- 2 川崎フロンターレ