真夏日が増えてきた日曜日の午前中。
奥さんのかねてからの要望であった可愛いお店、henteco ヘンテコ 森の洋菓子店が碑文谷にある聞き、無事に行けましたので、その模様を報告します。
訪れるきっかけ
雑誌などで可愛い動物クッキーのお店と紹介される記事が多くあり、奥さんはこちらのお店を知っていました。戸越銀座駅近くにありましたが、今年の3月に目黒通りの碑文谷近くにお引越しをされました。以前のお店を一度訪れたことがあるのですが、そのときは動物のクッキーがほとんど売り切れで、悔しい思いをしました。リベンジのチャンスを伺っていたところ、お店の移転がいい機会都だと思い、朝一番で訪れました。
アクセス
アクセスは、東急東横線 都立大学駅から10分強。駅を降り、目黒通りを目黒方面に向かって、歩きます。環七とぶつかるまでは登り、通り過ぎてからは下りです。交通量も多く、夏は日を遮るものなし、なので中々大変な道のりでした。
お店の様子
目黒通り沿いのお店が立ち並ぶ中、可愛い外観が目を引きます。
オープンは11時。到着したのは、5分前でしたが、すでに並んでるお客さんがひと組。人気です。オープンしてからもひっきりなしにお客さんが訪れ、カフェ利用をしない人は有名な動物クッキー目当てで来る方々も大勢いました。
すでに看板が可愛い。
店内
奥さんが、言葉を失うほど、可愛いです。
こんな部屋に住みたいを連呼します。
リスが鳩時計のように飛び出しています。
リースに、リスがぶら下がっています。(リスだけに 汗)
メニュー
「乗せ盛りもできるよ!」「乗せ盛りしちゃう?」…語りかけてくる可愛さに悶絶状態でした。
パフェを選ぶと同時に、動物クッキーを購入すると、厨房にて乗せ盛りの状態でサーブしてくれます。
注文内容
フォレノワールパフェ 850円
レッサーパンダ クッキー 400円
アメリカンチェリー、アイス、チョコ、ブラウニー、クリーム、ベリーのソースという多層になっています。
幸せな地層です。
モンブランパフェ 850円
リス クッキー 400円
上にモンブラン、中にプリンと栗が入っていて、その下にブラウニー、さらに下にベリーのソース。
大きな栗が上に乗っていて、小さな栗の2種類がはいっています。奥には、ラム酒漬けなのか、洋酒の良い香りが。
凛々しくそびえ立つお二方。
せっかくなので、ご尊顔ならぬご尊背中も。
彼らの一時避難所として、お皿も用意されます。
このように一時避難します。
(パフェを食べた後、うー、勿体ないと泣きながら食べて、リスとレッサーパンダは天に召されていきました)
あれこれ
隣りの女性お二人の方が、動物クッキーを少しずつ食べていて、もう一人の方が「かわいそうだから、ひと思いに楽にしてあげて」と投げかけているのが面白かったです。確かに、一口では食べられない可愛さです。
お店の雰囲気について
店内は、可愛い装飾に加えて、音楽もディズニーメドレー。
美女と野獣、シンデレラ、白雪姫、アラジンをアレンジした楽曲が心地よく流れます。
(エレキバイオンリンのようなアラジンの「a whole new world」にはびっくりしました)
完全に、ディズニーランドにいるかのごとき時間。
リス君もチップとデールに見えてきますが、この子達はあくまで別物。
別物としても、やっていけるほど愛くるしいです。
ディズニーランドの気分とサイレンと現実世界と
そんな夢の国にいるかのような幻想から、現実世界に引き戻してくれてしまうことが、パトカーのサイレンです。
近くに目黒警察の碑文谷警察があるためか、幹線道路の目黒通りがあるためか、やたらとパトカーが出動していき、サイレンが鳴り響きます。
この音を聞くたびに、「そうだそうだ、ここは目黒区碑文谷なんだ、舞浜ではないんだ」と気づかされます。
また、目黒通りにあるこの可愛いらしいお店は、やはり珍しいのか、歩いている人から90パーセント店内を見られます。
そのため、お店の雰囲気にどっぷりと浸りたい方は奥のソファー席がおすすめです。
ただ、パトカーのサイレンや通行人の視線があった方が、夢の国に入り込んだ方がいきなり現実世界に戻るよりは、ショックが小さく、良いのかもしれません。
それにしても、目黒通りのオアシスというべきこのお店で、美味しいパフェに舌鼓をうち、可愛い店内に目の保養までさせてもらって、2,500円というのは格安です。
本物の夢の国だったら倍はするね、と奥さんが呟いていたのが印象的でした。
次来た時に頼みたいもの
ランチタイムはピザをやっているので、ピザを頼んでみたいですね。
(このピザの紙のケースが非常に可愛いので、これを持ち帰りたいということも理由です)
後記
近々ディズニーランドに行くことを計画しているわれら。
前回行ってからしばらく時間が経っており、ブランクがある私は、事前に勉強中です。
教科書は堀井ちゃんこと堀井憲一郎さんのこれらの本。
数ある本の中で、ディズニーランドのテクニックではなく、心構えという点で、以下の本が一番役に立ちました。
この本は、男性が理解できない女性の多くの行動について丁寧に解説をしてくれているのですが(男性が理解した方がスムーズに進むよというスタンスです)ぬいぐるみのダッフィーを選ぶ際、千日手ばりに熟考するというものがあります。
男性からすると、どれも一緒では、と思いがち。
しかし、女性に言わせると、全くもってそんな事はない!!
我が家に迎え入れるのだから、真剣に熟慮を重ねなければ!! とのこと。
こうした思想が女性にはあって、男性にはありません。(私もこうしたカフェに苦もなくお付き合いできているので、奥さんの言う可愛いにはだいぶ慣れてきて、可愛さは理解してきたつもりですが、こちらの思想までは、私の勉強不足で、理解が及んでおりません)
今回訪れた henteco カフェの可愛らしいリスとレッサーパンダのクッキーも、奥さんは5分近く悩んでいました。その間にお客さんがどんどん来るものだから、時にはクッキーの前から離れ、時には手に取りじっくりと考えた末に、「この子だ!」と決めました。
この光景を見て、ダッフィーのくだりを思い出しました。
そして、奥さんの「この子がいちばん笑顔が可愛かったから」という言葉に大きな笑みを浮かべ、頷くことができました。
堀井ちゃん、ありがとうございます。