爆発的な熱量に圧倒される音楽漫画の最高峰、BLUE GIANT(ブルージャイアント)

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好きなものを紹介するシリーズです。

今日は好きな漫画を紹介します。

私は人がアクティブに活動されている姿を見るのが好きです。
twitterでも、休日もアクティブに活動されている方々のつぶやきを見て、私も頑張らないと!!と前向きなエネルギーをもらっています。
そして、それは現実世界だけに留まりません。
映画や漫画、ドラマでも、そうした作品が好きです。
そんな前向きパワーをもらえる漫画の最高峰が、BLUE GIANT(ブルージャイアント)なのです。

知ったきっかけ

フロンターレライターのいしかわごうさんが勧めていたことがきっかけです。
いしかわさんのさすがの文章力で心を動かされ、kindleで一気に買ってしまいました。

作品の紹介

一部、ネタバレがありますので、ご注意ください。

この作品は、学生時代に、バスケ部に所属していて、運動ばっかりしていた主人公が、友人に誘われ、ジャズのライブに行ったときに、一気に心を奪われます。

サックスを吹くことを決意した主人公ですが、サックスは高価なもの。学生がおいそれと買えない品物。
ある日、すでに就職していたお兄さんがサックスを主人公のために、買ってあげます。
そのサックスは、お兄さんが初任給から出し、しかも、お店で一番良いものでした。
大は感動し、部活のバスケがあるにもかかわらず、ひたすら練習に明け暮れ、世界一のサックスプレイヤーを目指します。

ブルージャイアントを好きな理由

登場人物の頑張るすがたを見て、自分も頑張ろうと元気が出てくるから

主人公はバスケ部在籍中は夜の河原、部活を引退後は夜だけでなく、真夏の河原、大晦日の深夜にも吹き続けます。

あっという間に上手くなるのではなく、上手くなるまでの努力が克明に描かれており、そのひたむきな姿に惹かれます。


(BLUE GIANT 7巻 53話より)

そして、これだけ頑張っているのだから、どんな音が出ているのだろう、どれだけ成長しているのだろう、どこへ羽ばたいてまで行くんだろうと想像します。そうした姿を見ると、自分も頑張らないとと思えます。

主人公の姿が(ほんの少しだけ)自分と似ているから

主人公は、学生時代はひたすら運動を続けており、音楽に出会い、練習に励みます。
私は、学生時代も、同じように運動ばかりしており、楽器とは全く、無縁の生活を送ってしました。

ところが、楽器を演奏している奥さんと出会ったことで、楽器に興味を持つようになりました。
奥さんが楽器を演奏しているので、それに合わせるために、ピアノを購入しました。
といっても、音符が全く読めなかったのが、調べながら、書き続け、少しずつ読めるようになります。
また、演奏も右手と左手を同時に動かすなんて、人間業じゃない、と思っていましたが、練習を続けていくうちにできるようになっていきます。そんな過程が楽しく、毎日、ピアノを必ず練習するようにしています。

家族向けの発表会を控えていた時に、海外旅行に行ったのですが、その時は持ち運びできる小さいピアノを購入、携帯し、就寝前にベッドで練習するほど、はまっています。

運動ばっかりしていた人間が、音楽に出会い、突然、その面白さに、嵌る。

出会った年とレベルは違いますが、そんな主人公に感情移入してしまいます。

兄弟の描き方

主人公には、兄と妹の3人兄弟です。
小さいときに、お母さんを亡くし、父親の忙しさもあり、兄が一部父親代わりの役目を果たしていました。


(BLUE GIANT 2巻 16話より)

例えば、このシーン。
お母さんが亡くなって、悲しみとこの先不安ばかりの主人公に向かって、ぜってー大丈夫だからな、というシーン。
また、初任給で、妹に好きなものを食べさせてあげる、弟にはサックスを買ってあげる。
決して余裕のある状況ではないのに、弟・妹への優しさに感動します。

私にも兄がいます。
兄は大学まで全て公立でした。
学費は私立に比べて、圧倒的に安上がりです。
弟達は私立の大学に進むことができました。
親思い、弟思いで、弟の進路を広げてくれました。

また私が困った時、進路を迷った時など、先に就職していた兄は両親に対して
「やりたいようにやらせてあげなよ、もしお金の面とか問題が起きたら、俺がサポートするから」と言ってくれ、私がやりたいようにやらせてくれました。


(BLUE GIANT 2巻 16話より)

こうしたシーンを読んだときは、主人公の兄と私の兄の姿が被り、思わず涙腺が緩みました。

もう一つなところ

※ この作品や他の作品についても、ネタバレが含まれますので、ご注意ください。

この作者の代表作、「岳」も全て読みましたが、一つ一つのエピソードをとても丁寧に書いており、とても好きな作品です。

ただ、この作者は、最後、主人公を不幸に陥れる傾向があります。
主人公は最後、エベレスト登頂に挑み、亡くなってしまいます。
今回の10巻で、ピアノの雪祈が事故に遭い、3人でのステージを逃してしまいます。
それでも、2人だけでステージに立ち演奏をする姿は感動的でしたが、ライブ後グループは解散し、主人公は日本を発ち、ヨーロッパへ旅立ちます。

この流れは理解できるのですが、岳と一緒じゃないか?事故以外で、主人公の大を欧州へ旅立たせる方法はあっただろうにと思ってしまいます。(3人でステージに立つ姿が純粋に見たかったのもありますが)

まとめ


BLUE GIANT 1 (ビッグコミックススペシャル)

今ひとつなところも書きましたが、ストーリーも面白く、感動的であり、これまで読んだ漫画の中でトップ5に入る作品です。


BLUE GIANT SUPREME 5 (5) (ビッグコミックススペシャル)

現在は、海外編のBLUE GIANT SUPREME(ブルージャイアント) 5 まで出ています。
新刊が出るのを心待ちにしています。

自身を持ってお勧めできる漫画です。