今年から川崎フロンターレのシーズンチケットを購入した我が家。
申し込み時点から分かっていたことですが、絶賛子育て中であるため、全ての試合にはとても行けなさそうな状況。
今回の記事は、そんな家族が、川崎フロンターレが取り組んでいるシーズンチケット限定「競技場リセールサービス」を試してみた記事になります。
川崎フロンターレのシーズンチケットを購入した我が家の状況
2019年シーズンからシーズンチケットを購入
そちらの経緯はこちら。

0歳児を子育て中のため、行けない試合が多数。チケットが余ります。
余ったチケットの取り扱いについて
(改めて書くまでもないですが)余ったチケットについて、クラブが禁止しているため、オークションへの出品はできません。
転売防止を目的とした川崎フロンターレの取り組みについて
我が家のような人たちに向けて、2018年10月に以下の取り組みが発表されました。
シーズンチケット限定「競技場リセールサービス」トライアル実施のお知らせ

このサービスは、シーズンチケットを保有している人が、行けない試合にチケットを、グッズに使えるクーポンと交換してくれる仕組みです。
導入の背景としては、2018シーズンから常時完売に近い販売状況、特にイニエスタ選手が加入したヴィッセル神戸戦との試合はプラチナチケットとなり、それに伴い、転売目的で高額でのチケットの売買が目立つようになったことがあります。
シーズンチケットを購入した人は、余ったチケットはどうすればいいの!?無駄にするしかないの?という声に応えた形になります。(行けない試合もあることを覚悟して購入するのがシーズンチケット保有者たるもののあるべき姿という意見もあると思いますが)
そして、2019年もこの制度は引き続き、実施される発表が2月にありました。
シーズンチケット限定「競技場リセールサービス」のお知らせ

主な中身は、
リセールの対象は、シーズンチケットのホームゲームのチケット(基本的に全試合)
というもの。
クーポンの還元率は次の表のとおりです。
競技場リセールサービスを利用してみた
競技場リセールサービスを利用した日
2019年4月5日開催のセレッソ大阪戦
競技場リセールサービスの実施場所
実施場所は、ホームページ上では、
ホームゲーム開催日の等々力陸上競技場
・メインスタンド側場外総合案内所
・メインスタンド側場内総合案内所
・バックスタンドコンコース9番ゲート上チケット売場
と記載があります。
今回は、メインスタンド側場内総合案内所 で交換しました。
総合案内所の外観です。
受け付けには、交換可能な試合の案内がありました。
今回の交換を申し出たチケットは、以下の2試合です。
4/23 開催 ACL グループステージ 第4節 vs蔚山現代
5/7 開催 ACL グループステージ 第5節 vs上海上港
この案内所で、「リセールサービスをお願いします」と伝え、シーズンチケットを渡すと、
こちらの料金表に従い、クーポン券を渡してもらえました。
我が家のシーチケは、メインSS指定席であるため、リセールのクーポン券は、「1800円」。
カブちゃんが可愛い。
2試合でしたので、合計、3600円のクーポン券を受け取りました。
川崎フロンターレの「競技場リセールサービス」を使ってみた感想
いいね! リセールの対象がACLのグループリーグも含まれている
Jリーグの試合は完売が多いですが、ACLのグループリーグは、空席が目立つ状況です。
転売防止という目的を考えると、ACLは対象としなくてもいいと思うのですが、対象としてくれています。
特に火曜日、水曜日開催なので、土日と比べて、行くことが難しいケースが多いので、こうした試合のリセールが可能なのは大変ありがたいです。
いいね!所要時間が意外と短い
ハーフタイムにこの手続きを行ったのですが、非常に流れもスムーズで1分以内に終わりました。案内所の受付が混雑していると時間もかかると思いますが、交換自体はあっという間。後半開始から、しっかりと座席で観戦することができました。
いいね! クーポン券の用途がグッズ全般と広い
クーポン券がもらえるからといって、使途が限られてしまっては意味がありません。
ホームページには、例外商品が
>(チケット、後援会加入、ガチャフロ、ユニパッチン、DAZN加入、書籍、DVD、試合当日の新商品など)
と記載がありますが、
武蔵小杉のアズーロネロで普通に「グッズ」として、購入できるものは対象となっているようでうれしいです。
なお、我が家は、毎年購入するか悩む、ユニフォーム(1万5000円程度)の購入原資とすることとしました。
ただ、「目指せ!ユニフォーム!」となってしまうと、行けない試合が増えれば増えるほど原資も増えるので、微妙なところ。
行けないことがはっきりしている試合は、しっかりとリセールサービスを利用したいと思います!
改善の余地あり! 還元率とクーポン券
チケットのリセールで一歩先を行く名古屋グランパスは、クーポン券ではなく、チケットの基本価格でのリセールが可能となっています。
川崎フロンターレの制度は、
・50%の還元率
・クーポン券
なので、名古屋グランパスの制度は羨ましい…
システムの構築予算など様々な課題があると思いますが、頑張ってほしいです…
注意点! 必ずリセールサービスの対象の試合をホームページで確認する必要あり
ホームページには、
※1週間(7日間)以内のチケットは対象外となります。
とありますが、逆に、「1週間空いていれば必ずリセールサービスの対象となる」わけではないことに注意が必要です。
今回、4月5日開催のセレッソ大阪戦で、1週間以上空いている、4月19日 開催 湘南ベルマーレ戦についても交換しようとしましたが、対象ではありませんでした。
早い段階で、リセールサービスの対象外となってしまう場合もあるようなので、事前に公式ホームページで確認する必要があります。
改善の余地あり! リセールサービスの交換場所と交換日
リセールは、開催日の競技場のみとなっていますが、これは改善の余地があります。
せっかく購入したシーズンチケット。
ぎりぎりまで予定が固まらず、仕事と家庭を調整すれば行けるかもと粘ることが多々あります。
しかし、今の制度では、導入直後、人員の問題もあり、試合会場に行かなければ交換ができません。
今後、試合開催日でない日でも、例えば、武蔵小杉のアズーロネロなどで、リセールをできたら便利になります。
今シーズン後半には、電子チケットのトライアルが予定されているので、将来的にはネットで手続きが完了すると利便性が飛躍的に増します。
初めての試みにクラブへの感謝を持ちつつ、今後に期待したいです。