ブログを開設して1年以上、グーグルアドセンスにも登録し、承認されました。
収益も本当に少しずつですが、あがってきましたが、果たして、このやり方でいいのだろうかと考えることもしばしば。
ただ、そもそも、グーグルアドセンスはもちろん、徒手空拳でブログを始めた状態なので、方法論も分からず,試行錯誤。
そんな時に、この本、「Google AdSense マネタイズの教科書」を読み始めました。
「教科書」と題しているだけあって、すぐに使える考え方、テクニックが数多く載っています。
しかも、細かい単位でまとめもあるなど体系立てて整理されているので、読みやすい。
私のようなブログ初心者にとっては全てを実行することは難しいですが、印象に残ったメッセージを残しておきます。
Google AdSense とアフィリエイトの違いについて
ブログを運営するにあたって、収益化の2大巨頭に、グーグルアドセンスとアフィリエイトがある。
それぞれの特徴についてに
アフィリエイトは
- 1カ月100万円という爆発的な収益を上げられる可能性がある反面
- 商品情報など常に更新するなどの作業が必要
グーグルアドセンスは
- 一カ月100万円という方法はすぐにはできない(可能性はある)
- ブログによっては、ほったらしにしておいても、収益を上げ続けられる可能性がある
そして、著者の理想は、ブログを立ち上げ、ある程度構築してしまったら
掘ったらしにしておいても、収益を上げられるサイト
であるため、いかにそのようなサイトを作るかという方法論を教えてくれます。
その方法はいくつか紹介されていますが、印象的だったのが
テーマ選びが最も重要
ということ。
そして、テーマ選びの際は、昔も今も将来も読まれ続けるものかどうかを考えることが大事であるとのこと。
なお、最近、和脚はリライトという言葉を覚え、過去に書いた記事を書き直したほうがいいというアドバイスを目にするようになりました。
ところが、この著者は、究極的にはリライトすら必要ない、鮮度を問わないテーマを選ぶべきとの主張をしていました。
ううむ。
私のブログで考えてみた
私のブログで100年後も読まれる可能性があるものは…
- 城
- 大学巡り
- サッカースタジアムお出かけ
こうしたテーマかも。
ただ、グルメなどはお店自体がなくなる可能性も十分あり、その場合、リライトというか削除する必要があります。
そして、サッカーの試合記事など思いっきり、トレンド、鮮度勝負です。
でも、これは好きでやっていることだから仕方ないかなとも思いますが、それがサイト全体の価値を落としている可能性もありそうです。
続いてのテーマ選びのコツです。
テーマ選びのコツ
対象を狭めすぎない
千葉の潮干狩りのスポット
ではなく、
潮干狩りのコツ
の方が対象が広い。
ニッチの方がコアなファンがいて良いという面もあると思うが、レンジを広くすることを目指す。
(7とはいえ、ニッチ イコール 小さな市場ではなく、ニッチな大きな市場を目指すことも有効)
クリックしてくれる読者層かを考える
その記事を読んだ人がクリックしてくれる読者かどうか考えることも大事。
例えば、サッカーの試合記事などは、1つの記事を読んだら、次のブログの試合記事へと移るのが自然。
こうした記事はクリックは期待できない。
他にも、
自分のブログのライバルを考えるなど、テーマ選びのヒントが書かれていました。
また、SEO 戦略についても。
SEO 戦略について
どの数字を見れば、調べものがある読者がサイトに満足しているかがわかるので重要な数字である。
例えば、
リターニングビジター
検索だけでなく、なんども広告をクリックしてくれるかもしれない
セッション平均時間
満足していれば、読み込んでいくので大事な数字。
逆に悪くても良い数字は
ユーザーあたりのセッション
直帰率
なぜなら、満足してその場で帰っていくことが多いからとのこと。
タイトルの付け方
キーワードを入れすぎないことが大事。
また、大きな話をしすぎないことも重要。
犬の飼い方ではなく、犬のしつけとは、とかタイトルを細かくした記事の方が良い
また、タイトルに答えもいれることも重要。
そして、カテゴリページを入れることの重要性にも触れられています。
自分のブログの場合は、
- サッカースタジアムお出かけ帳
- しろたん
- 大学巡り
- グルメ
- ガジェット など。
ほかの章では、広告の入れ方、にも触れられています。
以下は、本を読んで、自分のブログ運営と合わなかった点です。
Google AdSense マネタイズの教科書を読んで一番良かったこと
以上のブログのアドセンスに関するアドバイスについては、知らないことばかりで大変参考になりました 。
クリックされるテーマから選びブログを書く
というアドバイスを読んで、逆に、自分はブログでは書きたいことを書いている、そしてそれが楽しいということに気づきました。
私の大好きなサイト、ジゴワットレポート の結騎 了さんの記事で、
自分がサイトのファンである、ということが書かれていました。
これは完全に同意!という感じで腑に落ちました。
私もスタジアムお出かけ帳、旅行記などを定期的に見返していますが、当時の記憶が鮮明に蘇り、再び体験するような感覚で読み進めています。
「だったら、公開しないで、非公開で自分だけ書いておけば良いじゃないか」という意見もあると思いますが、他の方が見てくれるかも、といつ意識があるから、稚拙ながらも文章に気を使いますし、写真もよく映っているものを載せようという気になります。
また、旅行記などを読むと、再び体験するような感覚と書きましたが、他のどなたかが自分の記事を読んで、旅行を追体験してくれることもあるかもしれない、という少しばかりの期待をして書いています。
あのスタジアムに行ったことがない、あのスタジアムに行くにはどうしたらいいんだろう。
周りの観光地は何があるんだろう。ついでにどこも楽しめるかな
そんな思いを持ってグーグルに検索して自分のサイトがヒットして、こうした方法があるんだと自分の記事で楽しんでもらえる、そんなことも夢見て書いています。
ただ、私は昨年子供ができ、DINKSだった時と比べると、お小遣いは少なくなり、自分のブログという趣味の費用は稼がなければならないという現実もあります。
このアドセンスの教科書という本は、一見、相反する主題を両立する可能性があることを示してくれていると私は解釈しました。
- 好きなものを書く
- 書いた記事がどなたかに喜んでもらったり、役に立つ
- 役に立ったと感じた方がクリックする
- アドセンスが発生する
書きたいこととアドセンスというマネタイズは白と黒とはっきり分かれているのではなく、グラデーションの中にあることを改めて教えてくれる意義深い本となりました。